Amazon Primeで映画見ました。
ヒキタさん!ご懐妊ですよ
これ、原作を読んで内容は知ってたんですけど、もちろん原作もよかったんですけど、
映画のほうが10倍たのしめました。
見てる途中も見終わったあとも、ほんのり暖かい気持ちになる、気持ちのいい映画でした。
観てよかった。
体外受精などの不妊治療をはじめた夫婦の物語。
夫は49歳の作家。妻は一回り以上も年下という設定。
夫のヒキタクニオを演じるのは孤独のグルメでおなじみ、俳優の松重豊さん。この映画が意外にも映画初主演だそうです。
一方、奥さんのサチを演じるのは、女優の北川景子さん。
原作を読んで想像していた夫婦のイメージとは若干違ってて、とりわけ妻を演じる女優が北川景子だとは思いませんでした。
が、しかし、この配役は大成功だと言いたい。
美女とおっさんの夫婦が不妊治療をとおして絆を深めていく。
アラフィフのおやじにはぴったりのテーマです。
劇中では二人の年齢差は一回り以上という設定でしたが、実際の年齢差は24歳もあったそうです。
ただし映画では「ごく普通の」年の差夫婦にしか見えません。
さすがの演技力です。
あらすじ
49歳の人気作家、ヒキタクニオと妻のサチ。共働きで不自由なく暮らしていたが、ある日、妻が「ヒキタさんの子供に会いたい」と言い出す。
その日を境に、二人の不妊治療がはじまる。
問題は夫。49歳という年齢のせいか、精子の状態がよくない。運動率が20%しかないのだ。ショックをうけたヒキタは禁酒や運動など、精子の改善のため、策を講じる。
さらに妻の両親もまきこんで、はたして子供は授かるのか?
みどころ
不妊治療、ましてや体外受精というセンシティブなテーマなだけに、製作側も苦労があっただろうと思います。
私自身も妻とともに不妊治療の経験があるんです。
なので、朝から小さなプラ容器に精液を入れたり、精子が2割しか動いてないと言われてショックを受けたり、顕微授精の費用が何十万円もしたりと、ヒキタさんが病院で遭遇する「まさか」な出来事に、わかりみが深すぎて、松重さんが大好きになりました。
まあ、それでも不妊治療で女性が直面する苦痛やメンタルに比べたら、男ができることは限られているし、簡単ですけどね。
こういう映画を通して、赴任治療が世間に少しでも認知されたら嬉しいです。
劇中、こんな台詞があります。
ヒキタさんが病院で会った男性が言った言葉です。
「妊娠って公平といえば公平。どんな仕事でも、どれだけ頑張っても頑張らなくても、どんなに子供が欲しくても欲しくなくても、そんなの関係なく、出来る人にはできる、出来ない人にはできない」
ほんと、子供を授かるって奇跡なんです。
劇中の場面でも、「若いころはあんなに避妊をがんばってたのに」と、過去を回想するシーンがあります。
若いころは体も元気で、生殖機能だって活発。
でもヒキタさんのようなアラフィフともなれば、精子も老化します。
そこで、まずは精子を検査するところから不妊治療はスタートするのです。
精子といえば、ちょっとゲスな感想ですが、あの北川景子さんから「精液」や「精子」といった言葉が出ます。
ハンサム・スーツにヒロイン役で出演していた記憶しかないので、お芝居とはいえ、ちょっとドキドキしました。
まとめ
ちなみに体外受精といえば試験管ベイビーを連想してしまう人、いませんか?
そんな人こそ、この映画をみることをおすすめします。松重さんと北川さんが丁寧に教えてくれますよ。
Amazon Primeで。