Amazon Primeで映画みました。
明日への地図を探して
一人の若い男性が時間のループに巻き込まれ、延々と同じ一日を繰り返すお話です。
こうしたタイムループもの、とくに同じ一日を何度も繰り返すような場合は、どうしても世界観が狭く退屈な物語になりがちです。
この作品も例外ではなく、いつクライマックスがくるんだろう?と思っているうちに終わってしまいました。
ストーリーは平坦でクライマックスと呼べるようなシーンはありません。しかし、人生とは何か、なぜ人は死ぬとわかっていながら生きていかないといけないのか。
一見すると重く暗いテーマですが、若い二人の演技が爽やかで、素敵な青春映画になっています。
総合評価としては、こうしたタイムトラベルものが好きな人であれば、観る価値あります。
あらすじ
10代の若者マークは同じ一日を繰り返すループから抜け出せずに苦しんでいた。ある日、ふとしたことから同じ境遇にいる女性マーガレットと出会う。一緒に同じ毎日を繰り返すうち、マークはマーガレットに恋心を抱き始める。しかしマーガレットは拒否。しかもマークはループから抜け出そうとさまざまは手段を講じるのに対し、マーガレットは今日という日に閉じこもっていたい。そんな二人を待ちうける結末とはー。
人は誰でも老いていきます。これに抵抗する方法はありません。
同じ日にとどまっていれば、誰も傷つけないし、傷つくこともないでしょう。
病気にもならないし、死ぬこともない。
それでも人は前に進み続けます。前に進むことでしか得られない何かを探して。
「最後のときに向かって時間は失われていくけど、得るものはある」
「人生は毎秒毎秒が奇跡の連続」
人生という奇跡、と言ってしまえば軽く聞こえてしまいますが、そんなステレオタイプが苦手な私にも、この映画のやさしい語り口が疲れた心に染みわたりました。
さいごに、ヒロインを演じるキャスリン・ニュートンがとってもキュートで、どこか影のあるヒロイン、マーガレットを魅力的に演じています。
彼女のことは知りませんでしたが、すっかりファンになりました。
実写版のピカチュウにも出演しているみたいですね。そっちも観てみたいです。
Amazon Primeで観れます。